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ほくろ美人などと言われ、女性のチャームポイントとしても見られるほくろ。誰でも、体のどこかに1つくらい見つけられるぐらい、身近なほくろですが、実際は、ほくろについて正しく理解されていないのが、現状です。あまり知られていませんが、実は、ほくろ(黒子)とは、メラニン色素を含む細胞が集中的に集まってできた良性腫瘍なんですね。
ほくろができる原因には、遺伝子によって、思春期くらいまでにつくられる先天的なものと、生活習慣や食事などの影響で、思春期を過ぎてからつくられる後天的なものがあります。後天的なものの場合、原因は様々です。よく知られているのは、強い日光の下、強い紫外線を浴びることで、メラニン色素を含むメラノサイトという細胞に刺激を与え、メラニン色素が過剰に増えるということがあります。また、あまり知られていませんが、化粧品や化学薬品、ホルモンバランスの変化や、きついブラジャーや衣服、靴によっておこされる摩擦が、ほくろをつくる原因となるとも考えられています。
したがって、ほくろを作らないためには、強い陽射しの下では、日傘をさしたり、サングラスをかけたり、日焼け止めを塗ることで、ある程度、予防することができます。
ほくろとがんの発症に関係があると、これまで言われてきましたが、現在の医学上では、両者には、ほとんど関係がないことが明らかになってきました。ただし、ほくろを不衛生な手で触ったりすると、ばい菌がほくろの中に入り込み、化膿するなど、問題になる可能性があります。ほくろは、良性のものと考え、自分では手を出さない方が賢明ですね。見た目などが気になって、どうしてもほくろを除去したいと思ったら、迷わず専門の皮膚科に行きましょう。
皮膚科で、ほくろを除去・切除するには、2通りの方法があります。1つは、外科手術で除去する方法。もう1つは、レーザーを照射して除去する方法です。
一口に外科手術でほくろを除去するといっても、いろいろあります。ほくろとそのまわりを切除した後縫合する、切除縫合法。局部麻酔をして円筒状の器具でほくろを切り抜くくりぬき法。大きなほくろを電気メスで除去する方法。液体窒素でほくろを急激に冷やし除去する凍結療法などなど。外科手術の場合、どの方法でも、病理検査ができますので、万が一それが悪性だった場合に、迅速な対応を取ることができます。
レーザー照射の場合も、レーザーの種類によっていくつか分類できます。有名なのは、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使った除去です。除去するほくろにレーザーを照射し、ほくろの水分を蒸散させる方法です。平らなほくろの除去には、Qスイッチヤグレーザーが適切です。メラニン色素のある細胞だけに反応するため、必要最小限の部分だけを除去することができます。傷跡が残らないため顔など目立つところにできたほくろの除去には最適ですが、レーザーを使って除去した場合、病理細胞が採取できないため、万が一、そのほくろが悪性でも、見逃してしまう恐れがあります。
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